本日は記事をもう一つ。

かねて所沢市の介護事業所カイゴー(有限会社カイゴー 所沢介護支援サービス)の小林会長より、新田次郎さんの小説「孤高の人」をお貸しいただき、この度読了いたしました。

非常に素晴らしい小説でしたので、ご紹介と所感を少し。

『孤高の人』(ここうのひと)は、新田次郎による日本の小説。同小説を原案とした漫画についても、当記事で扱う。 新田次郎の小説は当初、山と溪谷社の雑誌『山と溪谷』に連載され、1969年に新潮社から出版された。wikiより引用

昭和初期の登山家加藤文太郎をモデルにした登山小説。

 

加藤 文太郎(かとう ぶんたろう、1905年明治38年)3月11日 – 1936年昭和11年)1月5日)は日本登山家大正から昭和にかけて活躍した。兵庫県美方郡新温泉町出身。兵庫県立工業学校夜間部卒業。

複数の同行者が協力し、パーティーを作って登るのが常識とされる山岳界の常識を覆し、単独行によって数々の登攀記録を残した。登山に対する精神と劇的な生涯から、小説(新田次郎著『孤高の人』、谷甲州著『単独行者 アラインゲンガー 新・加藤文太郎伝』)やドラマのモデル[1][2]となった。

 

みらい代表は、読書が非常に好きでして(活字が好き、ジャンルを問いません)、暇さえあれば書店に行き本を購入しておりましたが、ここ10年くらい、日々の生活に追われて全く読書できていませんでした。

先だって、長野市へ行政書士会の研修会があり電車で移動中小閑を得て車内で読み始めたら、あまりに面白くて、つい夜更かしして一気に読み終えました。夜更かししてまで本を読むのは久しぶりのことです。

この小説は、単なる登山行の話にとどまらず、そこに非常に引き込まれる人間ドラマがありました。

人間関係のこと、職場のこと、異性を好きになること、当たり前のことですが、昭和初期の日本人も今の我々と変わらず悩んだり苦しんだりしていたと思うと、共感せずにはいられません。

登山に興味がない方も十分楽しめる小説です。登山をする方はより一層共感できる内容です。

長野県の山がたくさん出てきます。北アはもちろん、地元の八ヶ岳も。「昭和3年、茅野駅をおりて上槻木村へ向かう」、上槻木ってお隣の集落です。非常に身近に感じました。

またそんな古く昭和の初期から、行者小屋、赤岳鉱泉、北アの殺生小屋などがすでにあって多くの登山者が訪れていたと知り非常に驚きました。

とにかく、非常に素晴らしい小説です。

まだお読みでないかたは是非お勧めいたします。

令和4年1月23日 自宅から見た八ヶ岳

約90年前、加藤文太郎さんが幾度も登山したと思うと、胸が熱くなります。

以上、まとまりませんが書評をご報告いたします。

基本、夏山しかしませんが今年もたくさん登山したいです。

R3.8.26 富士山剣が峰にて

日本標高最高地点、本年も大バクハツな予感がします!

富士山最高!また今年も行きたいな。