みなさん、おはようございます!

東京・大阪では桜も開花し、もうすっかり春本番です。

「敷島の 大和心を人問わば 朝日に匂ふ 山桜花」 本居宣長

咲き誇る桜花、美しいのが日本の春です・・・

我が信州では、まだ桜は咲いていないもののつぼみが赤らんできており来るべき時に備えているかのようです。

行政書士事務所みらいでは、おかげさまをもちまして業務多忙の日々を送っております。

様々なお問合せ、様々なご相談、様々な申請に追われている毎日です。

開業したてのころは、「果たして本当に仕事が来るのか?」と不安な日々を過ごしていました。初めての仕事が舞い込んだ時には、まるで処女のように緊張しドキドキしたものです。

今は業務にもすっかり慣れ、多少の仕事がきたところで、最初のころの新鮮さは失われ、仕事があって当たり前くらいの強気な感じになってしまいました。

ずいぶんと偉くなったものです・・・

行政書士仲間で、会話をしているとあいさつ代わりに「忙しいですか?」と探りを入れられることが多々あります。皆、他の事務所の動向が気になるのでしょう。この時、正直に「忙しいです」というのはなんだか申し訳ないような、嫌みのような感じがしますので、いつも「いやー、全然だめですよ!」なんて答えたりしています。

ですが、今日は本当のことを申し上げておきます。当事務所ははっきりいって忙しいです。

これはひとえにお仕事を依頼orご紹介下さいます皆様のおかげです、本当にありがとうございます!

忙しいのはよいのですが・・・

それがすべて売上高に結びついているわけではないのが残念なところです・・・

本日は一点、問題提起したいことがあります。

士業の皆さんは、いわゆる相談業務につき無料で対応していますか?

当事務所では、初回の相談料はいただいておりません。

今まではそれでよかったのですが・・・

ちと次の記事をご覧ください。

美容師、ライター、デザイナー…「タダでやって!」と友人から仕事を頼まれる専門職の人々から「勘弁してほしい」と悲鳴の声

この記事を読んで、皆さんはいかが思いますでしょうか?

当事務所でも初めてお会いした方から無料でいつまでも果てしなく相談されたり、いわゆる「友達価格」なのか、当方の作業に対価を払わない方がいらっしゃいます。

我々士業は、知識や時間を切り売りして生活の糧をいただいておりますので業務に対する正当な対価をいただかないことには生活が成り立っていきません。

我々士業を無料で活用しようとすることは、ちょうど美容師さんにタダで髪をきってもらうのと何ら変わりありません。例えば、友人がフランス料理店を営んでいるとして、友人だからって無料で食べさせてもらおうとはしませんよね?そんな友人ばかり来店したら店はつぶれてしまいます。まあ、店主のほうから1品サービスとかはあるでしょうけど・・・

たまにはフランス料理も行きたいな・・・

初めて会った方にそこまで奉仕しなければならないいわれはないし、うちはそんなにヒマじゃない、また親しい方ならなんで正当な対価を払おうとしないのか?友人なら「友達価格」なんて言っていないで、その友人に正当な対価を支払って応援してあげるのが筋ではないか?

近頃そのように思うのでした。

以下に記事の一部を引用しますが、

「ただ、世間には“プロにタダで頼んでくる友達”について悲鳴の声が多数上がっています。あるTwitterユーザーは「美容師の頃は『タダで髪切って』と言われ、デザイナーの頃は『デザインして』と言われ、ライターになったら『記事書いて』と言われる。その最後に『友達価格で』という魔法の言葉がついて」と嘆きのツイートを公開。さらに「なんだろうか友達価格って。友達だからこそ正当な価格でその人を応援するべきなんじゃないのか」ともっともな意見をツイートしました」

↑ 本当にそう思います。

特に困るのが、無料の弁護士さん紹介してといわれること。無料の弁護士さんなんて言われても困ります。調べてみましたら長野県では初回相談無料の弁護士さんほとんどいらっしゃいません。無料で相談したい方はまずは「法テラス」へご相談ください。「法テラス」は国が設立した無料の法律案内所なので安心です。

某アディー〇さんが、相談無料とCMしているから勘違いしているのでしょうか?あれは過払い金返還請求なので、受任すれば利益が見込めるからそうしているだけです。売れている先生は決して無料で引き受けてくれません。

特に訴訟が視野にある方、相談無料でなんて言っていたら本気度が疑われます。本気で相手を訴えたく戦いたいつもりなら、それなりの費用をかけるべきです。ばっちり相談料を支払いましょう。そしたら弁護士さんその本気度を感じて、本気になって戦ってくれることでしょう。

当事務所でも、今後は相談無料は改めようかと思います。事業を本気で成功させたいお客様は、相談無料なんて言わずかけるべき費用は惜しんではいけません。

当事務所では、本気のお客様に対して本気の応援をいたしたく、今後ともご愛顧のほどをよろしくお願いいたします。

今日はちと愚痴めいてしまいましたが、少なからず問題提起しました。

きっとどちらの事務所でもそうしたお悩みがあるかなと思いました。

皆さんも、身の回りや親族の方に美容師さんやデザイナーさん、また「士業」の方がいたら決して「タダで」なんて言わず、ぜひ正当な対価を払い応援してあげてください。

その上で、相手が「お代はいらないよ」と言われたら、それはあなたとの人間関係の親密度によるものですから、時に甘えてもよいかもしれません。

初めから無償で、若しくはすっかり払う気がないなど、これほど我々の労働意欲をそぐものはないですから・・・

まあ、そこを含めて自営業の面白いところではありますけど・・・

以上の話は、現在顧問契約をいただいています数社様には全く関係のない話ですのでご了承ください。各社様にはいつも本当にありがとうございます。今後ともなんなりとお申し付けください。

日々いろいろあります、頼りにされていることは良いことなので引き続きがんばって参ります!

本日の教訓:

「タダより高いものはない」

人からタダでもらったものって、あまり大切にしないですよね、それよりも自分でお金を出して得たもののほうがずっと大切にするということがあります。

英語でもこういうことわざがあります。

Easy come, easy go.

簡単(easy)に来る(come)ものは、簡単に行く/離れる(go)という表現です。

若しくは、

No pain, no gain.

意味: 苦労なくしては、何も得られない

ご清聴ありがとうございました!

美しいのが桜ならば、日本女性もまた美しい・・・

写真はフリー写真素材サイト「ぱくたそ」様の専属モデル「河村友歌さん」