おはようございます!

寒さ一段と厳しい今日この頃です!

皆さま、いかがお過ごしですか?

2月3日は節分、近頃では恵方巻きなどを食べる風習もありようです。

ブログの更新もあまりできていませんが、みらい代表は元気です。ただ少し多忙となっています。日々、様々なご相談を承っています。それが私の仕事なので当然といえば当然ですが・・・

ところで、本日は少しアタマにきたというか、腹が立つできごとについて、報告したいと思います。

昨日、とある箇所で雑談をしていた折、さる方よりご親族の相続のご相談を承りました。お話をお伺いしていたところ、横から口をはさむ人がいて、

その彼曰く、「行政書士なんて書類作るだけでしょ?」、「行政書士なんか食えないよ」とのことです! 本人を目の前にしてあまりにぶしつけで失礼な発言、思わず目を丸くしてしまいましたが、一言「いや、私は食えてますけど?」と言い返しました。

そしたら、その彼、「それは岡田さんが営業力あるからだよ、行政書士なんて食えないよ」と断言するのでありました・・・

恐らくネットか週刊誌などの情報を基に発言しているのだろうと思いますが、専門家の私を目の前にしてそういうからには何か確かな根拠があるのだろうか・・・ それとも士業の現状について、何か特別の知見があるのだろうか・・・

少し頭にきましたが、言い返したところで水掛け論になってしまいますので黙っていましたが、そしたら今度は、「弁護士だって余ってて食えないていうじゃないですか、難しい勉強しても意味ない」とのことです・・・・

はあ・・・

あのね、何をわかってそんなこと言ってるんですか?

弁護士さんは悪いけど食えてますよ、ほとんどの方はしっかり稼いでいます。

ネットや新聞報道を真に受けてどれだけ情報リテラシーがないのだろうか・・・

この際、はっきり言っておきます。

悪いですけど、弁護士さんは食えてます。食えていないと思いたいのははっきり言ってこうあればいいなと思う庶民の幻想です。

それは確かに以前ほどは食えなくなっていると思います。弁護士さんになる学歴のボリュームゾーンは東大をはじめとする旧帝・早慶中央などの一流大学です。旧帝私立上位校の就職先の多くは、中央官庁や三井三菱などの平均年収1,200万円と言われ総合商社、電通やトヨタなどの高年収企業なので、それと比較すると弁護士の平均年収が例えば800万に過ぎず、商社やTV局などと比べて食えないという意味であって、多くの弁護士さんは明日の就職にも困っているとか、一部のコミュニケーション障害のある方は別にして決してそんな状況ではありません。

なぜ行政書士の私が弁護士さんの弁護をしているのかは不思議ですが、その手の話は昔から大嫌いでした。

例えば、「東大出てるのに就職に困ってる、コンビニで働いている、仕事じゃつかえねえ」とか、

申し訳ありませんが、東大卒の方はほとんど食えていますし優秀です。身近にいないのでわかりずらいですが、何らかの分野でしっかり活躍されている方がほとんどです。

※参考にご覧ください。経産省の若手官僚が作成した資料が大変注目されいています。

経産省若手の資料「立ちすくむ国家」が異例の100万DL 政策化へ民間との意見交換始まる

http://www.meti.go.jp/committee/summary/eic0009/pdf/020_02_00.pdf#search=%27%E7%B5%8C%E7%94%A3%E7%9C%81+%E8%8B%A5%E6%89%8B%27

さすが官僚、頭がいいなと思いました・・・

まだまだあります。

歯医者さんはコンビニ並みなので食えないとか・・・

社労士とっても独立するのは至難の業とか・・・

税理士さんは2世でないと絶対食えないとか・・・

公認会計士とっても、パートナー社員になれなければ追い出されて食えなくなるとか・・・

↑ ネットの情報や報道がそのようなことを言っていますので、これらの指摘は確かに一面ではあたっています。ですが、これがすべてではありません。

私の感じた実感ですが、士業の方できちんと稼働している方は食えている方のほうが多いように感じています。それはお互い謙遜から「儲かってる」とは絶対言いません。ですがそれを真に受けてはいけません。

それではなぜ、「食えていない」情報が蔓延するのでしょうか?

それは、「食えていない」情報のほうが大衆受けするからだと思っています。

マスコミも盛んにそのような記事を書き立て、ネットもPV狙いで記事を書く・・・

ところで、「行政書士」、この職業に皆様はどんな印象をお持ちでしょうか?

「代書屋」「食えない」「とっても仕方ない」etc・・・

↑これら、ネットなどで流れている情報は一面真実です。ですが、これだけがすべてでありません。

「行政書士」はただ書類を作ってるだけではありません。そんなことを言われてしまったら、司法書士だって社労士だってみんな代書屋ということになってしまいます。

(ちなみに「代書屋」は少し蔑称を含んだニュアンスがありますので本人を目の前にしては使わないのがよいです。余談ですが、弁護士さんもその昔は「代言人」と呼ばれており今ほど地位が高くなかったようです・・・)

行政書士はどんなことをする仕事なのか、日常的に多くの方から質問を受けています。

我々の仕事は何かと一言で言いますと、お客様を代理して官公庁から「許認可」を取ってくるというお仕事です。(他にもありますが、一番多い仕事は「許認可申請」です)

何か事業や目的があるお客様のご希望を実現するため、多種多様な手続きなどをサポートする。

多忙なお客様に代行して各種手続きをスムーズに進める、その他裁判に至らない民事上の問題など、要点を整理して書類作成を代行する。

また付帯する業務として、法人に対しては各種経営相談、私の事務所などでは人事教育研修のご相談、IT統制のご相談なども承っています。会社の本社機能のうち、総務部や人事部門が担当する業務の提供を行っています。

中小企業では、管理部門の人間を新たに雇い入れるより、行政書士や社会保険労務士と顧問契約をし、恒常的に発生する事務仕事などを代行させたほうが固定費を抑えることができるメリットがあるのです。

※読者サービス!フリー画像素材「ぱくたそ」さまより

かわいいので張らせていただきます!

(行政書士でこれからがんばるという方には、相続とか離婚協議とかではなく、法人様とのお取引を増やしていくことをお勧めします。まず許認可をとり、その後、顧問契約という流れ。それが経営安定のための何よりの近道です。そのためには会社の総務的な機能を提供できるようその分野のスキルを磨いておく必要があります。相続とか離婚協議もよいのですが、一回限りのお取引となってしまうことが多いようです・・・)

当事務所も開設以来、様々な法人の立ち上げ、建設業や福祉事業所の営業許可、農地転用、農振適用除外申請、相続、貸金返還請求、クーリングオフ内容証明などなど、多くの方にお役立ちができたと考えています。

事件が完結した際には、多くのお客様より感謝のお言葉を賜っています。

私は今ではこの「行政書士」というお仕事に大きなやりがいと誇りを感じています。

誰がなんといっても関係ない、わしはこの仕事が好きだ!

そう、私の胸には大きな満足感と喜びが満ち満ちています。

それでも、前述のような心無い言葉を投げかけられますと、ちと気分を害します。

「行政書士なんて書類作るだけでしょ?」とはあまりに失礼な発言です。

その方が、どんな職業をしているか知りませんが、

例えば、警備関係だとして、「毎日立っているだけでしょ?」と言われたらどんな気分がするのでしょうか?

運送関係だとして、「ただ運転してれば給料になるから楽でいいね」とか言われたらどんな気分がするのでしょうか?

私自身は、警備関係も顧客の安全や財産を守る重要なお仕事だと思っていますし、物流も日本の経済を支える大切なお仕事だと思っています。

ですが、人の職業をとらえて様々なディスをする方がいらっしゃいます。

銀行員つかまえて、「お金数えてるだけでしょ?」とか、

公務員つかまえて、「親方日の丸でいいね」とか・・・

もうどんなことでも言えます。

こういう発言の裏には、自分自身の劣等感やらうらやみの気持ちがあるのではないかと思われます。そんなにうらやましいなら自分が試験でも受けて入社すればいいのに・・・

※イメージ図 銀行員さん

みらい代表は伝統的に制服着た銀行員さんとか

空港のグランドホステスさんに弱いです・・・

知的で上品な雰囲気参ってしまいます!

職業の貴賤はどんな職業についているのかではなく、どんな思いで取り組んでいるかがより重要なのではないでしょうか?

例えば、公認会計士といえば、三大難関資格のうちの一つで社会的ステータスも高い職業の一つと考えられますが、以前、某大手資格試験予備校で著名な公認会計士の先生からガイダンスを受けた際、その先生が、

「どうせ僕なんかしがない公認会計士予備校の講師ですよ・・・」

と投げやりに言い放っていたのが印象的でした。

その先生の気持ちを推し量るに、先生は慶応経済か商学部卒ですので、おそらく同級生などが大手企業などで偉くなっていく中、僕なんかいつまでも予備校の先生をしているよ・・・

とまあ、こんなお気持ちなのではないかと推察いたしました・・・

その時私は不謹慎にもこう思ってしまいました、

「ああ、ご自身がおっしゃるように本当にしがない先生ですね・・・」と・・・

何もその先生をディスっているのではありません。

先生がご自身でそうおっしゃるから本当にそのように見えてきただけです。

「しがない」のかの、若しくはそうではないのか、それはすべて自分の心が決めることです。誰に何と言われようと、自分自身で、自身の職業に大きなやりがいと誇りを持って取り組んであるのであれば、それが職業人として何より大切なことであると考えています。

あなたはご自身のお仕事に誇りをもっていますか?また日々お客様のお役に立てるよう技量や知識の向上に努めていますか?

今日は久しぶりの投稿だというのに少しグチというか、怒りの投稿になってしまいました・・・

私の心にも鬼が住むようです。(みらい代表は大変短気です、自覚しているので自重するよう心掛けています)

今日は節分、「鬼は外!」で、自身の心の中に住む鬼を追い出したいです。

ご清聴ありがとうございました。書いたらスッキリしました!(^^)!

まだまだ寒いですが、春近しです!2月もがんばってまいりましょう!