皆さん、お疲れ様です!
本日より3月、日差しも強くなってきており春の訪れが待ち遠しい今日この頃です。
♪ 梅は咲いたか 桜はまだかいな
ところで、
私は、平成27年4月、長らく勤めていた会社を退職しました。
実のところ、在籍時から独立したい希望があり、いつ辞めようかずっと悩んでいました。
仕事が面白くなかったわけでもなく、むしろとても面白かった。いろいろな業務を担当させていただき勉強もしましたし、成長させていただいたと思っています。また、会社で親しくさせていただいている方も少なからずいましたので、退職する時には本当に悩みました。
ですが、かねてより培った経験や知識を活かして「士業」での独立を考えていましたので、独立するなら気力も体力もある若いうちにと考え、最終的に退職を決断しました。
今、「行政書士事務所」を設立し代表となりました。小さいながらも一国一城の主です。まさか自分が行政書士になるとは思ってもいませんでした・・・
一応、社長です、感慨深いものがあります・・・
行政書士事務所の他にも、観光農園の経営や、自衛隊からの収入もあり、儲かっているとまではいきませんが、何とか生活できています。
独立して気が付いたこと、
それは、お仕事をいただけることが本当にありがたいと思えることです。
サラリーマン時代は、会社に行きさえすればお給料は保証され、お客様が来ようが来まいが毎月のお給料はいただけます。むしろ、小売業や飲食業など来店客が少ない方が「今日はヒマでよかった!」なんてことも感じている人も少なくないことでしょう。
自営業の場合、とにもかくにもお仕事を受注しないことには収入になりません。
ですので、受注がありますとそれがダイレクトに収入につながってきますので心からありがたいと思います。
お仕事の一つ一つに対して、サラリーマン時代と異なり、心から「ありがとうございます」と思うことができるようになりました。
「感謝」の心
それが、独立して気が付いたことです。
さて、独立してよかったか?
会社を辞めてしまいたいと考えている人は少なくないことでしょう。
私の場合、結論から言いますと、今のところよかったと考えています。
サラリーマンを辞めて、自営業をするメリットを考えてみました。
1.時間が自由であること
2.自分が社長なのでストレスフリー
3.収入がそのまま自分のものになること
その反面、デメリットも多いです。
1.時間が自由なようで、場合によっては46時中仕事に追われます。
自由業は「不自由業」なんて格言もあります。
2.なんでも自分でやらなければいけないこと。
普通の会社であれば総務・人事などが、各種手続きなどみなやってくれますが一人親方の場合、これらすべてを自分自身でしなければならない。
3.収入が不安定
お仕事がなければ、その月の収入は0円です。
私の場合、そのデメリットを勘案しても、初めて受注した時の感激や、1件の仕事をやり切ったときの充実感など、サラリーマン時代には得られなかったものであり、私は独立してよかったと考えています。
もう後には引き返せません、この道一筋で行きます。
行政書士だけでなく、本年中には登記・社会保険・労務管理方面も視野に入れ、更なる業務拡大を検討中です。
企業様へメリットとなる、助成金の関係、力を入れていきたいと考えています。
一人では限界がありますので、専門分野を棲み分けできる仲間を募りたいと考えています。
果たして、士業で食えるのか?
そう思っている人も少なくないと思います。ですが、行政書士の1/10超の方は年間売上1,000万越えとの情報もあります。
これは売上高ですから、ここから経費を引けばもう少し少なくなります。
売上高1,000万円、上位1/10、この数字を少ないとみるか多いとみるか。
多くの士業では、いわゆる「仕入」がありませんので、「不良在庫」を抱えたり、土地家屋調査士さんを除いては多額の借財をすることはあまり考えられません。
土地家屋調査士さんは開業にあたり必要機材を揃えるため多額の資金が必要とのことです。
ちなみに「行政書士」の業務は、基本的に「血」を見なくて済むのがよいところです。「血」というのは相対する当事者同士の憎しみ・怨念などがぶつかりあう泥沼の「紛争」であって、それは弁護士さんのお仕事となっています。
対して「行政書士」のお仕事は、一部「離婚協議書」作成や各種トラブルに対して「内容証明」作成代行などあるものの、基本的には「農地を宅地にして住宅を建てたい」とか「会社を設立したい」とか「飲食店を開業したい」、お客様の生活や、ビジネスに対してのお手伝いをするといった要素が強いので、そこには夢や希望があります。
「行政書士」のお仕事、開業してからとても好きになりました。お客様の夢や希望、新しいビジネスをサポートするとてもやりがいのあるお仕事です。
士業での独立、意外とおすすめです。
確かに「食べていくこと」は厳しい。
独立開業するということは、サラリーマン時代と異なり、荒野に一人放り出されたのと同じことです。
でも、ネットや世間の噂から「食べられない」と思ってしまうのではなく、どうやったら「食べられるようになるのか」それだけを一心に考えられる人ならば成功することはそう難しくないと思います。
仕事はたくさんあります、ただ、それを誰がやるかが問題なのです。
何しろ、仕入れがありませんから。不良在庫もないし、銀行さんに借金もありません。他の業態に比べて危険少なくリターンは大きいです。
そのかわり、自ら営業しなければいけません。でも、それは弁護士さんや税理士さんだって同じことだと思います。「先生」だって、事務所にふんぞり返っていたってお仕事なんかきません。儲かるために何をすればよいのか、そうしたことを考えなければ忽ち廃業です。ですが、「儲かるために何をすればいいのか」、それを考えることが「経営」そのものでありこれを苦痛に思うのか、それとも楽しいと思うのか。
何はともあれ、今日生きていられるのも、数ある事務所の中から当事務所をご用命くださいます皆様や、お仕事をご紹介くださいます関係各位あってのことです。心から感謝しております。
当事務所は更なる研鑽を重ねて、お客様に多くのメリットを提供できますよう取り組んでまいります。
これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
いつも本当にありがとうございます!